有名漫画家「ワールドワイドでは縦スクがもうデファクトスタンダードで、日本の見開きマンガはガラケー化している。」
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今週の授業でデジタルマンガに関わる人がゲスト講師をしてくれた。驚いたのはボクらの見えている世界からはうかがい知れない「縦スクロールマンガの台頭」だ。
月間で1億円も売り上げる作品も結構あるとか。読んでいるのは10代20代が中心で50代のマンガ関係者からはその実感が湧かない。(続く— はぁとふる倍国土 (@keiichisennsei) May 28, 2021
ワールドワイドでは縦スクがもうデファクトスタンダードで、見開きマンガはガラケー化している。これも、ボクらの視点からは見えていない。例えると、田舎で人力車を走らせて生計を立てているうちに、都会では蒸気機関車によって人力車は絶滅寸前、みたいな。(続く
— はぁとふる倍国土 (@keiichisennsei) May 28, 2021
ゲスト講師は学生たちに「見開きを学ぶのと並行して縦スクも描けるようになっておくこと」を強調した。日本の大手出版社も「縦スクが描ける人」を欲してきている、と。これも例えると、90年代の初頭に「私、パソコン使えます」と言えばどこでも就職できたのと似ている。(続く
— はぁとふる倍国土 (@keiichisennsei) May 28, 2021
縦スクの流儀は見開きとはまるで別物。寿司職人とパティシエくらい離れている。同じ「マンガ」で括ってはいけないものだ。
とにかく、こういう実情を知っただけでもすごく特をした気分だ。(続く— はぁとふる倍国土 (@keiichisennsei) May 28, 2021
思い起こせば1996年に玩具メーカーを退職してゲーム会社に入ってデジタル作画を覚えたことでボクは今も現役のマンガ家だ。
同世代の漫画家で消えていった人が星の数ほどいることを思うと、縦スクの流儀は今こそ習得すべきだと思った。(おわり— はぁとふる倍国土 (@keiichisennsei) May 28, 2021
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Source: いろいろまとめ速報