映画「96時間」考察レビュー
「96時間」は2008年のフランス映画で、渋いおじさん俳優リーアム・ニーソン主演の映画です。
制作はリュック・ベッソンで監督はピエール・モレロ
17歳のアメリカ人少女キム(マギー・グレイス)が、初めての海外旅行で訪れたパリで何者かに誘拐されてします。
その事件のさなかにキムと携帯電話で話していた父ブライアン(リーアム・ニーソン)は、自らの手で犯人たちから娘を奪還しようと決意し、
身売買組織だと判明した犯人一味のもとへ単身で乗り込むというストーリーです。
平凡なバツイチ男ブライアンは実は、格闘や追跡などの危うい仕事は何でもござれの元秘密工作員だったという奇抜な設定で、「娘を救うためなら、エッフェル塔でも壊す」とまで言い放ち娘を奪還するために、大立ち振る舞いを繰り広げています。
異国のパリで娘を捜索し、戦争さながらの戦闘で敵を殺しまくったりしてしまうのですが、これが法律的に許されるのか心配になってしまうくらいです。
しかし手に汗握る緊迫感とテンポのいい痛快なアクションでラストまで一気に見てしまうクライム・アクション映画ですね。
しかし、このリーアム・ニーソンという役者、本当に私は好きなのですが、悩まし気な憂いをまとった苦みばしった表情とうらはらのとんでもないバイオレンスさがなんともいえない魅力です。
続編への伏線
結局、悪者をやっつけすぎて復讐される危険性を生んでしまうのでしょうか?
そのへんが続編へと繋がっていきます。
「96時間」はその後、2012年に「96時間 リベンジ」
2014年に「96時間レクイエム」と制作されています。
あとリーアム・ニーソン主演の映画では、ミステリー・サスペンスの「アンノウン」も
とてもお薦めな映画です。
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96時間 見どころ
「96」時間は「トランスポーター」シリーズ、「TAXI」、「レオン」などのヒットメーカー、リュック・ベッソンが製作を務めた本格アクションサスペンスです。
娘を誘拐された父親が96時間というタイムリミットの中、警察の助けを借りず、たった一人で異国の敵からの奪還を試みるといむちゃな設定の元、速いテンポでアクション満載のストーリーがノンストップで展開していきます。
このストーリー、アーノルド・シュワルツェネッガーの出世作「コマンド」にも通じますね。
映画自体のテンションの高さがいかにもリュック・ベッソン。
名優リーアム・ニーソンが元工作員にして、娘を思う父親でもある主人公を演じ、怒とうのカーチェイスや銃撃戦、そして武器なしの拳法も繰り出し、ノンストップで繰り広げられるます。
60歳近いリーアム・ニーソンのまったく衰えないアクションにも注目ですね。
96時間 キャスト
主人公ブライアン役: リーアム・ニーソン
1952年生まれ。
大学を中退後、様々な職を転々とするが、ベルファストの劇団に入団し、役者としてデビューを飾る。その後、ダブリンへ移り、81年ジョン・ブアマン監督の「エクスカリバー」で映画デビュー。以後、「バウンティ/愛と反乱の航海」「ミッション」「ダーティハリー5」などを経て、90年サム・ライミ監督の「ダークマン」で映画初主演を果たす。そして93年スピルバーグ監督の「シンドラーのリスト」の主演に抜擢され、スター俳優に。
ブライアンの元妻レノーア: ファムケ・ヤンセン
1964年生まれ
オランダ・アムステルダム出身。10代の頃からモデルとして活動し、84年に渡米してシャネルのキャンペーンなどに参加する。その後、モデルの活動を休止しコロンビア大学に進学。その頃から演技の勉強を始め、92年にスクリーンデビュー。「007 ゴールデンアイ」(95)でボンドガールに抜てきされ、世界的に注目を集める。マーベル・コミックを映画化した「X-メン」シリーズ(00~06)では、メインキャストのひとりジーン・グレイ役を好演した。
ブライアンの娘キム:マギー・グレイス
1983年生まれ
米オハイオ州コロンバス出身。01年、映画「Rachel's Room(原題)」で女優デビュー。TV映画「消された真実 グリニッチ殺人事件」(02)や「CSI:マイアミ」(03)や「コールドケース 迷宮事件簿」に出演し、日本でもヒットしたTVシリーズ「LOST」(04~10)のシャノン役でブレイク。続編「96時間 リベンジ」(12)にも参加する。
あらすじ
17歳のアメリカ人少女キム(マギー・グレイス)が、初めての海外旅行で訪れたパリで何者かに誘拐されてします。
その事件のさなかにキムと携帯電話で話していた父ブライアン(リーアム・ニーソン)は、自らの手で犯人たちから娘を奪還しようと決意し、
身売買組織だと判明した犯人一味のもとへ単身で乗り込むというストーリーです。
平凡なバツイチ男ブライアンは実は、格闘や追跡などの危うい仕事は何でもござれの元秘密工作員だったという奇抜な設定で、「娘を救うためなら、エッフェル塔でも壊す」とまで言い放ち娘を奪還するために、大立ち振る舞いを繰り広げています。
異国のパリで娘を捜索し、戦争さながらの戦闘で敵を殺しまくったりしてしまうのですが、これが法律的に許されるのか心配になってしまうくらいです。
しかし手に汗握る緊迫感とテンポのいい痛快なアクションでラストまで一気に見てしまうクライム・アクション映画ですね。
しかし、このリーアム・ニーソンという役者、本当に私は好きなのですが、悩まし気な憂いをまとった苦みばしったか表情とうらはらのとんでもないバイオレンスさがなんともいえない魅力です。