日本映画・グラスホッパー レビュー
人気作家・伊坂幸太郎のベストセラー小説の映画化
公開:2015年11月
キャスト:
生田斗真、浅野忠信、山田涼介(Hey! Say! JUMP)、菜々緒、吉岡秀隆、麻生久美子
監督:「犯人に告ぐ」「イキガミ」、生田主演の「脳男」などで知られる瀧本智行。
引用:公式サイトより
グラスホッパー あらすじ
ハロウィンの渋谷のスクランブル交差点からストーリーははじまる。
その夜、薬で頭の狂った男が交差点に猛スピードで突っ込み、大事故を起こす。
しかしその事故は闇組織により仕組まれた事故だったのだ。
この事故で恋人を失った教師・鈴木は、復讐のため教員としての職を捨て、裏社会の組織に潜入する。
しかし、復讐を遂げようとした相手はあっさりと冒頭で殺し屋によって殺されてしまう。
鈴木は、自らの嘘がばれ、組織から追われる身になってしまう。
一度は逃げ切るが、拉致されている教え子のために身一つで組織に戻っていくのだが・・・
「グラスホッパー」レビュー(ネタバレあり)
伊坂幸太郎の小説を映画化した「グラスホッパー」
伊坂作品映画化は「ゴールデンスランバー」もあったが
これは面白かった、韓国版リメイクのゴールデンスランバーもよかった。
さてグラスホッパー
伊坂幸太郎の小説はいいのだが、この映画では
配役のせいか、「闇の組織」のリアルさがとてもしょぼい。
悪役が普段板についているはずのボス・石橋蓮司もなんだか貧相に感じるし
そのサイコな息子役もサイコっぽさが弱すぎる。
しかも何もしてないうちにあっさりと殺されてしまう。
(このへんはもっと憎たらしを引っ張り続けてのあと殺されないと盛り上がらないよね)
さらに幹部の菜々緒の演技が大根すぎて締りを一層なくす。
それでなんか失敗かなーと感じながら見進めていくとファイナルに向けて次第にスピード感、緊張感は増していき、引き込まれていく。
闇の組織は最後までしょぼくしまりがない・・・
その中でストーリーの本筋とかあまり関係なく存在する山田涼介がひとりクレージー感と切れのするどいアクションで画面に次元の違う迫力を与えていた。
このアクションシーンだけでも見る甲斐ありますよ!(笑)
吉岡秀隆、麻生久美子の家族はいったい何だったろうかー?
とずっと思っていたのですが、ラストで謎が解き明かされます。