映画「ハムナプトラ失われた砂漠の都」
1999年アメリカ映画 砂漠の奥地に眠る“死者の都”に財宝探しに赴いた若き冒険家リック・オコンネルが、古代エジプトで生きながら葬られてこの世に再び甦った 魔物と戦う冒険アクション。
「ハムナプトラ失われた砂漠の都」ネタバレ考察・伏線
当初、主役のオコンネルには、トム・クルーズ、ブラッドピット、マットデイモンらが検討されたそうだが ブレンダン・フレイザーでよかった!
上記の役者ほどメジャーじゃないけど。
この人、でかくて顔がちょっと抜けている感じでやさしくてなんとも魅力的です。 日本ならちょっと香取慎吾っぽい。
そしてエヴリンのレイチェル・ワイズも決してすごい美人ではないけれどエキゾチックな顔立ちで大きな目が印象的で魅力的です。
最初なんとなくこの映画を見た時、なんかマイナーなB級映画なのかなっと思って見ていたらその予測は 見事に裏切られて、秒速でハマってしまいました。
冒頭から古代エジプトの遺跡財宝の危険に魅せられて、冒険に向かうオコンネルとなぜか巻き込まれて同行するエヴリンと兄のジョナサン。
エジプトミイラには呪いが付きまとう・・・という先入観からドキドキしっぱなしです。
謎と底知れぬ恐怖がせまるストーリーと特撮映像のスケールと臨場感のすばらしさ。
それに、オコンネルとエヴリンのラブストーリーが絡んで、最後まで息をつかせず楽しめる映画です。
わき役のすっとぼけて頼りないけどなぜだか運が強くしぶといジョナサンや小心者の子悪党ベニーのせこさなどが、スパイスとなって いろいろ面白がれます。
ビジュアル的な見どころは、イムホテップのドロドロぐちゃぐちゃのミイラから人間を餌食にし自身の肉体を取り戻し、徐々に人間の形に変化していく不気味さでしょう。 この変化が見たくて何回も映画を見直してしまいました。
とんでもない恐怖が巻き起こる設定もありますが、どこか笑えるエンターテイメントアドベンチャーといったところでしょうか。
なんでもありの全部入りの大満足の美味しさです。
私の中では冒険ミステリー映画№!の作品です。
最後、イムホテップを葬り去るのですが、絶対続きがあるんだろーなーというエンディング。
実際続編はしっかり作られました(笑)
「ハムナプトラ失われた砂漠の都」 あらすじ
3000年前の古代エジプトで国王セティ1世の御代、邪悪な力を誇った魔術師にして高僧のイムホテップ(アーノルド・ボスルー)は王の愛人アナクスナムン(パトリシア・ヴェラスケス)と許されざる恋に落ち、王を暗殺してしまった。
アナクスナムンは側近により、殺され、死者の都ハムナプトラで、イムホテップは彼女を生き返らせる儀式を行おうとするが、寸前に捕らえられ、 “ホムダイ”と呼ばれる、生きたまま棺に肉食虫のスカラベと一緒に入れられてしまうおぞましい究極の刑を受けた。
そして、1923年、サハラ砂漠の奥地の伝説の都ハムナプトラに眠るという財宝を探しに、探検隊が訪れた。
都の場所を知りながら謎の部族の襲撃を受けて身一つで脱出した若き冒険家リック・オコンネル(ブレンダン・フレイザー)は、カイロ刑務所に捕らわれの身となり、処刑されるところを、都に眠る古文書を探す女性科学者エヴリン(レイチェル・ワイズ)によって救われる。
財宝を狙う彼女の風来坊の兄ジョナサン(ジョン・ハナ)が都の場所を知るというリックの噂を聞いて、エヴリンにやはり財宝を狙う強欲な刑務所長(オミット・ジャリリ)を説得させたのだ。 オコンネルのかつての仲間でオコンネルを裏切った狡滑な傭兵ベニー(ケヴィン・J・オコナー)とエジプト学者を擁する別の探検隊一行と鍔ぜり合いをしながら、謎の部族の襲撃も受け、ようやくハムナプトラヘたどりつく一行。
墓所にひそむおびただしい数の肉食の虫スカラベの襲撃を受けながらも一行は古代の秘密の呪文を記した“アムン・ラーの書”を発掘。
ところがその書を開く鍵を持っていたエヴリンが、うっかりと呪文を声を出して読んでしまい、ついにイムホテップがこの世に甦ってしまう。 甦ったイムホテップはベニーを手下につけて、人々を餌食にして徐々に恐るべき魔力で復活を遂げていく。 イムホテップは王国を築き、かつての恋人アナクスナムンを甦らせようとしだしたのだ。 そしてイムホテップは、エヴリンをいけにえとして連れ去る。 かくしてリックらはエヴリンを救うべく、死者の都に再び赴き、イムホテップを倒そうとする。
監督・脚本はのスティーヴン・ソマーズ。 原案はソマーズ、ロイド・フォンビール、ケヴィン・ジャール(製作総指揮も兼任)。 SFXは「スター・ウォーズ」シリーズのILM。 出演は「ジャングル・ジョージ」のブレンダン・フレイザー、「ミッションインポッシブル」のレイチェル・ワイズ、「スライディング・ドア」 のジョン・ハナ、「ハード・ターゲット」のアーノルド・ボスルー、「アミスタッド」のケヴィン・J・オコナー、「アナコンダ」の ジョナサン・ハイドほか。
「ハムナプトラ失われた砂漠の都」キャスト
リック・オコンネル ブレンダン・フレイザー 1968年生まれ。 1978年生まれ カナダの観光局で働いていた父親についてインディアナポリス、デトロイト、シアトル、オタワ、オランダ、スイスなどで育った。カナダのUpper Canada Collegeとシアトルのコーニッシュ・カレッジ・オブ・ザ・アーツで演劇を学び、1991年に映画デビュー。 1997年の「ジャングル・ジョージ」での役柄が印象的です。 ヒロインのエヴリン・カナハン役 レイチェル・ワイズ 1970年生まれ、イギリスの女優。 1996年公開の『魅せられて』に起用。また、同年公開の『チェーン・リアクション』でキアヌ・リーブスの相方を演じハリウッド作品に初出演する。 古代から蘇ったイムホテップ役には アーノルド・ヴォスルー イムホテップの愛人 アナクスナムン役 パトリシア・ヴェラスケス ジョナサン・カナハン ジョン・ハナー エヴリンの兄で風来坊。 ベニー ケヴィン・J・オコナー 外国人部隊でのリックの部下。 憶病で狡猾。