【悲報】Netflix「日本アニメに大金を投資するのをやめます。イカゲームと違って世界中で1位をとれないので」
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まつもと アニメについて、もうちょっとうかがいます。
Netflixが世界独占配信や期間限定の独占配信を前提として制作費の大半を支払うことで作品調達をする、というようなことをこれまでかなり強力にやってきたと思うんですけれども、その傾向にも変化が出てきたかなと。
中略
西田 日本のアニメって、韓国のドラマと違って、単体でサービストップの視聴を取れるという状況にはないんですよね。
韓流ドラマの『イカゲーム』のように特別な例だと、世界何十ヵ国でトップになるんだけれども、日本のアニメはそこまでではない。
アジア各国でトップとか、アメリカの一部も含めた日本でトップとか、比較的狭い領域だと思うんですよ。
ただ、見ていなかった人たちが見る量というのは、決してバカにはならないと聞いていて。たとえば、ランキングのTOP10には入ってこないんだけれども、TOP50なら入ってくる。バカにしたものではない、というのが1つの答えだと思うんですよ。
まつもと 「見ていなかった人」というのは……?
西田 これまでアニメを見ていなかった人が、見つけて、見るようになって、顧客定着の道具になる、というようなパターンですね。
たとえば1コンテンツに10億ドル払っているとして、10億ドル払う価値があるような、要はブロックバスタードラマと同じレベルかというとそうじゃない。
となると投資量は小さくなってしまうし、限定配信している期間も長く取れないという話になるんですけれども、とはいえ無視するというわけでもなく。
じゃあどうなるかというと、結局は作る国で一番ヒットしそうなものを作ってもらいつつ、その調達にいっちょ噛みすることで、海外でも配信することによって効率的なビジネスを狙うという方向に変わってきている気はしますね。
なので、オリジナルを作ると言っても、海外を狙った企画ではなくなってきているかな、という印象です。
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Source: いろいろまとめ速報