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韓国ドラマ「ホジュン ~伝説の心医」 東医宝鑑 師匠の教え・ネタバレ

韓国ドラマ「ホジュン ~伝説の心医」

超長編時代劇 「ホジュン ~伝説の心医」を見終わりました。

U-NEXTでは全135話という長編です。

ひとことで言うとすばらしいドラマです。

 

ホジュン 伝説の心医 韓国ドラマ

内容

愛人の子という自らの運命に屈することなく、強靭な意志とたゆみない努力、そして弱者に対する限りないやさしさを持って人生を切り拓いたホジュン。

ドラマ「ホジュン」は、朝鮮時代に実在した医師ホジュンの波乱万丈の人生と人間愛にあふれた生きざまを描いた作品です。

これは2013年の作品で、1999年放映の全65話 「ホジュン~宮廷医官への道~」をリメイクしたものです。

「ホジュン~宮廷医官への道~」は、こちらも名優 チョングァンリョルがホジュン役で演じています。

 

「ホジュン」キャスト

 

ワインのドラマ「テロワール」でいい演技をしてたキム・ジュヒョク主演です。

奥さん役には「ケベク」でウンゴの子役を演じていたパク・ウンビンです。

今回もそうですが、強い意志を持った目がとても印象的な女優です。

ケベクでは ウンゴの子供時代役ということになっていますが

決して子供ではないし、それほど年が違わないと思うソン・ジヒョが大人役ということで

顔が全然違うだろ?

と違和感がありましたが・・・・

 

キム・ジュヒョクさんは残念ながら若くして、2017年に交通事故で亡くなってしまいました。

ほんとうにいい役者さんだけに残念でなりません。

 

パク・ウンビン

ホジュンの妻イ・ダヒ役

時代劇「ケベク」では子役、最近では「私だけに見える探偵」「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」

と大活躍の女優です。

パク・チニ 1978年1月8日生まれ

イェジン役 医女、ホジュンの師匠の名医ウィテの養女

終始ホジュンに心を寄せるがかなわないはかない役

ペク・ユンシク

ホジュンの師匠ウィテ役

お金より人を助けることを考える名医

ナムグン・ミン

ウィテの息子 ユ・ドジ

常にホジュンをライバル視するが、実力でホジュンにはかなわない

 

「ホジュン伝説の心医」あらすじ・みどころ

ホ・ジュンはほんとうにすごい名医という話をここまで長いドラマで表現しています。
実在の人物を題材にしているようです。

【ホジュン あらすじ】

ホジュンは、軍官ホ・リュンの子として生まれ、幼いころは武人をめざしていた。

このころはわんぱくで頭のいい子供だった。

しかし側室の子であったため、まわりからはひどい扱いをされていた。

ある時、村が族に襲撃される事件が起き、一緒に捕虜になったホ・ジュンが心をよせていた少女ミヒョンが命を落とす。

様々な試練を受けた幼少期を過ぎ青年となったホ・ジュンは「暴れ馬」とよばれるほどの荒くれものになって賭博や密貿易をしてすごしていた。

あるとき、医者の家に生薬の商売で訪れた際、重病の父をつれたイ・ダヒと運命の出会いをする。

ホ・ジュンはイ・ダヒを助けるために罪人として捕まってしまう。

逃がされたホ・ジュンは離れた地に渡る。

その時、イ・ダヒの身を思い二人は離れることになる。

 

新地で新しい生活を母と始めたホ・ジュンは、師匠ウィテに出会う。

ウィテに従事したホ・ジュンは、医術を習いたいと思いながら下積みからはじめることに。

ホ・ジュンははウィテの息子ドジの科挙試験に同行することになる。

一方、イ・ダヒはホ・ジュンの弟分と一緒にホ・ジュンを探し当てるために旅に出ていた。

やっとの思いでホジュンに巡り合える。

そして再び出会えたホジュンとイ・ダヒは婚礼を上げるのであった。

しかしその後もホ・ジュンは下積みをさせられ続けなかなか医術を学ぶことができない。

そんな中でも独学で必死で知識を深めていくホ・ジュンであった。

やがて、ホ・ジュンにチャンスがやってくる。

王・宣祖の儒者の病気を治す。

その後、内医院に入ると、光海君の病気を治し、正三品に昇進。

さらに従一品にまで上る。

その働きぶりに王は最高位の正一品をホ・ジュンに授けようとしたが、重臣の激しい反対により受けとれなかった。

その後、宣祖が亡くなると、その責任を取らされる形で流罪となってしまう。

その後、後に世界遺産となる医書『東医宝鑑』を光海君に献呈し5年後にその生涯を終えるのであった。

 

 

「ホジュン伝説の心医」感想

韓国は名医よりもすごい「心医」という言葉があるのですね。

「心医」は患者の身分などにかかわらず、お金があろうがなかろうが患者の命を助けるためには
まったく手をぬかず必死に治療するような医者・・・・
ってイメージですかね。

 

で、ホジュンは医療の鬼のごとく、真剣に治療に向かい合うわけですが、

この男まったく融通が利かず、頑固一徹で自分の立場、命が危険になろうが主張をまげず、

誰に嫌われようがおかまいなし、といった感じです。

実際、何度も命を落としそうになります。

ただ、手首を切り落とされる寸前で3回もまったがかかり、大刀を振り下ろす男が寸前で刀を止める
シーンは「絶対あそこで刃が止まるわけねーよ!!!」って心で叫んでいましたが・・・・わら

で、ホジュンはそんな性格のためか終始無表情の暗い顔をしているのでちょっと
痛々しいです。

私はこのドラマを2018年に見ていますから、実は主演のキム・ジュヒョクはすでに事故で他界していたので、よけい悲しい表情に見えてしまいます。   合掌

この手の歴史ドラマには必ず暗い主人公と逆に常にお笑いを意識しているような

役柄が登場しますが、ここではイルソ役のパク・チョルミンとオグン役のチョン・ウンピョです。

 

いつもふざけているのか?というほどのコミカルな振る舞いを決して忘れません。

 

ドラマはホジュンはあらゆる試練を乗り越え、王の御医にまで登りつめ、結構長生きして死ぬまでをえがいています。

死後、正一品の位階が与えられるという、まさに伝説の心医として活躍した人物です。

※実在のホ・ジュンは長生きしたらしい。ドラマでは母親より早く死んでしまった・・・

この長さといい、ドラマの質のよさといいよくやりますわ・・・といった感じで
いやーほんとにキャスト、スタッフのみなさん ご苦労様です。

ホ・ジュンはHuluで見れます。

 

ホジュン伝説の心医 師匠の教え

ホジュンのストーリーの中で私が非常に印象に残ったシーンがあります。

それはホジュンの師匠がホジュンに語るシーンです。

 

ホ・ジュンは若い時に、名医 ユ・ウィテに出会い弟子にしてもらいます。

 

最初は、師匠にあまり認めれらませんでしたが、次第に師匠の一番弟子

の存在になります。

そしてやがて師匠はホジュンに大事な教えを語ります。

その教えとは次のような内容です。

 

「医術とは 人間が本能で自らを救う行為である

 

己(おのれ)の体に刺さったトゲを抜くのも医術

 

しびれた体をもんだり 傷んだものを食べて吐くのも医術だ

 

医術を学ぶには 人体を知らねばならない

 

人間の体と宇宙は似かよっているのだ

 

生命の根源は宇宙のそれと同じである

 

人の頭が円いのは天をかたどり

 

足が四角いのは地をかたどっている

 

天に春夏秋冬があるように 人には両手両足がある

 

天には五行があるように 人には五臓がある

 

天には六極(りっきょく)があるように 人には六腑がある

 

天には九星があり 人には九きょうがある

 

天には十二時があるように 人には十二系脈が流れている

 

天には二十四節季があるように 人には二十四愈がある

 

天が365度であるように 人には365の関節がある

 

病を治すには まず患者の心を癒せ

 

また患者が抱く不安や疑心や雑念を取り除いてあげ

心身を楽にすること

 

人の心を天と一体化させることで 心が落ちつき 穏やかになり

病が癒える

患者に寄り添いなさい」

****************

五行
木火土金水の五元素

五臓
肝、心、脾、肺、腎

六極
天、地、東西南北の方角

六腑
胆、胃、小、大腸、膀胱、三焦

九きょう
口、両眼、両耳、両鼻孔、尿道口、肛門の総称

十二系脈
五臓六腑を巡る気血の主要通路

二十四愈
陰部から顎への一直線上にある経穴

 

このような言葉でした。

自然と人間の関係を語る・・・

深すぎる言葉ですね!

ホ・ジュンの功績

 

ドラマはホジュンはあらゆる試練を乗り越え、王の御医にまで登りつめ、結構長生きして死ぬまでをえがいています。

 

ホ・ジュンは晩年、朝鮮の歴史的医学書「東医宝鑑」編纂し完成させます。

 

これにはすごい月日と労力をかけたようです。

 

日本でいえば晩年、日本地図を完成させた伊能忠敬のような大仕事ですね。

 

※実在のホ・ジュンは長生きしたらしい。ドラマでは母親より早く死んでしまった・・・

この長さといい、ドラマの質のよさといいよくやりますわ・・・といった感じで
いやーほんとにキャスト、スタッフのみなさん ご苦労様です。

ホ・ジュンの配信サイト

ホ・ジュンは下記のサブスクで見れます。

Hulu

 
U-NEXT

 

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